ドローン操作方法 空撮時に安全なフェイルセーフ(Fail Safe)の機能とは?

A.モッチィです。

今回はドローン空撮する時の

操作にとっても重要な安全性能の・・・

フェイルセーフという機能について

のお話です(^^)/

ドローンのフェイルセーフ モードとは?

GPS搭載のドローンには、だいたいフェイルセーフと

いう便利な機能が付いています。

簡単に言うと

■ ドローンが飛行中にプロポ(送信機)と

電波の通信が、ある一定時間途切れる又は電波障害に

より通信が出来なくなった場合! 

ドローンが

自動的に離陸ポイントに帰還する。

■ ドローンのバッテリーが少なくなると、自動的に

離陸ポイントに帰還する。

というのがドローンで言うところのフェイルセーフモード

という主な機能です。

ドローンは空を飛行しているので

故障が起きて墜落 ↓すると大きな事故に

なる場合があります。

つまり空を飛んでいるドローンに

不測の事態が起こった時に、

Fail           Safe

事故(失敗)起きても 大丈夫(安全)に

「失敗を回避して安全に!」という意味の機能

なんです。

アポロの月面着陸時代からある「フェイルセーフ」機能

実はこのフェイル セーフという機能は

アポロが初めて月面着陸した頃から存在した

機能なんです。

NHKのドキュメンタリー

アナザーストーリー

「アポロ11号月面着陸

~偉業に隠された50年もの真実」

出てきました。

「Fail  Safe」

少し感動したので、詳細を紹介します。

マーガレット・ハミルトンと言う人が

います。  彼女はアメリカNASA

初の女性プログラマーです。

彼女の名言に

「月に初めて人類とソフトウエアが行った!」と

あります。

当時、ソフトウエアという言葉も存在して

居なかった時代にそのパイオニアになった人物!

アラームコード 「1202」

アポロ11号が月面に着陸寸前に

アラームが鳴り響いた!!

コード「1202」だったそうです。

すぐにアポロ11号からヒュースト地球基地へ

「1202」ってなんすか??の問い合わせ!

少しでも不測の事態が起これば月面着陸は 

NO GO!になる厳しい規則があったそうです。

「GO」なのか「NO GO」なのか?

ヒューストンから20秒後に

「GO」のし指令が出たそうです。

このプログラム1202を開発したのが

マーガレットハミルトンなのです。

このプログラムは、万が一にコンピュータに

不測の事態が起きた場合、一度プログラムデータを

消してしまい必要最低限の(乗組員を守る)重要な

プログラムだけを再起動させる! 

それを知らせるアラームだったそうです。

この1202のプログラムをマーガレットハミルトンが

開発するまでにはいくつかのエピソードがあります。

どんなに優秀な人でも失敗する! 「P01」

下手なプライドが生死を分ける!

マーガレットハミルトンはアポロの

宇宙船をプラグラムによる史上初の

「オートパイロット」すなわち

自動誘導システムを開発していた

そうです。

当時にしては画期的なIC(集積回路)技術が開発

されたそうです。

ある時マーガレットハミルトンが娘を

連れて職場でコンピュータのシュミレーション

をしていた時、 娘が間違って「P01」という

打ち上げ準備のプログラムを起動させてしまい

コンピュータをクラッシュさせたそうです。

この時にマーガレットハミルトンは

もし宇宙飛行士が同じように間違ったコードを

打ち込んでしまったら!と

考えて、その場合に備え

「拒否する(ソフト)プログラム」考案した

そうですが、NASAは却下したそうです!

理由は「優秀な宇宙飛行士は間違えない!」

という答えだったそうです。

後にやはり事故が起きました!

アポロ8号が月の周回中に星を観測して

いたジム・ラベルという船員が

「01」と入力するところをP01と入力

してしまったのである。

マーガレットハミルトンらが緊急に呼び出されて

地球から指示を出して事なきを得たそうです。

当時の

アメリカの宇宙飛行士はほとんどが

軍人のパイロット上がりの超エリート集団から

構成されていたそうです。

だからNASAのお偉いさんは

「優秀な宇宙飛行士は間違えない!」と

マーガレットハミルトンの提案を却下したのです!

誇り(プライド)を持つことは大事だけど

過信するなよ~という教訓ですね!

マーガレットハミルトンが偉いのは

もしかしたら

自分たちのソフトウエアも間違うかも

しれない!と考えた事!

そして、コンピュータがバグやクラッシュした

場合にでも、再起動して乗組員を安全に帰還

させる最低限のソフトウエア(プログラム)

を開発しました。

それがアポロ計画

で乗組員を救った「1202」のプログラム

だったのですね!

参考サイト

宇宙兄弟 Oficiall web」さんに

とても詳しく書いてあります。

まさに

失敗しても大丈夫(安全)だよ!

↓          ↓

(Fail)      (Safe)

フェイルセーフの機能

どうですか?

アポロの月面着陸の時代

「より安全に!」という概念から

使われている機能です。

現代のドローンにも使用されている機能

「Fail  Safe」

昔に比べたら今の超ハイテクな技術の進歩ですが

人間の能力を過信してはダメだよ!という教訓が

身に染みませんか?。

それと「機械は故障する」という事を前提に

考えられた安全の為の機能!

どんな予期せぬ状況が起きても常に

「安全が最優先」

とう言う教えは、これから先も継承して

いくべき概念だと強く思いました。

50年も前からある

「フェイルセーフ」に

とてもロマンを感じ

感動したので書いてみました。

ドローンのFail Safe(フェイルセーフ)機能まとめ

◆ ドローンに使用されているフェイルセーフ機能とは

機能的になんらかの障害や誤作動が起きた時に常に

安全に制御する機能の事

◆ フェイルセーフの機能はアポロ月面着陸の時代に

マーガレットハミルトンさんがそのシステムを作った

その時代から存在するものである

◆ フェイルセーフという機能は「機械は必ず故障する」

という事を前提につくられているシステムだ!

◆ フェイルセーフは

「人間の過信はするなよ~!」から生まれた機能だ!

◆ ドローンも機械なので故障するかも?

ということを前提に安全確保にはいつも細心の注意が

必要だ!

A.モッチィの

ロマンにお付き合いして

頂き

ありがとうございました。

<(_ _)>

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