ドローン空撮の規制 高さ制限で日本国内と海外を比較

A.モッチィです。

ドローン空撮しょうとした場合に日本国内では

高さどれくらいまで飛ばしていいのかを

規制を交えて本日は学ぼうと思います。

もしドローンを飛ばすのに高さ規制がなかったとしたら・・

①はたしてどこまで飛べるのか?

②日本の規制ではどれくらいの高さまで飛ばせるのか?

少し調べてみました。

ドローン空撮での機体性能 限界高度は?

ドローン世界シェアの7割を占めていると言われる
中国ディージェィアイ社のファントム4の公式サイト
の仕様一覧によると運用限界高度は

「海抜6000m」とあります。

富士山さんより高く飛べるそうです。

しかし実際では
送信機の電波の送信距離にも左右されるので

実際のところは

よくわかりません。

ドローンが持つ機械の性能的には

富士山よりも高く飛ばせるらしい!

という事です。

さて、それでは実際にどれくらい上がるか
私たちも試してみたいところですが、

日本では航空法によりドローンを飛ばせる高さに
制限があり好き勝手に飛ばすことが出来ません。

ドローン空撮で 飛ばせる高さ制限について!

日本の航空法によるドローンの飛行は

高さ150mまでと決められています。

高さ制限の150mとは実際に

どれくらいの高さなのか・・・

150mの高さまでモッチィ号を飛ばして

検証してみました。

上昇するにつれてゴルフ場の景観が見渡せるように

なるのがわかります!

動画をご覧ください。 (‘◇’)ゞ

■ドローン空撮 高度150mはこんなに高い

空撮 高さ150mからの景観です(^^)/

ドローン空撮 高度150m  検証 飛べモッチィ号

 

国土交通省HPから

無人航空機の飛行の許可が必要となる空域について

 

詳細はこちら。  国土交通省のHPから引用しています。

基本ドローンが飛行してよい高度は
操縦している位置から高さ150mまでです。

仮に高い建物(50m)の屋上から飛ばした場合は
あと100mしか飛ばせません!

山登りしてからの場合は、標高300mに立っていると

するとその立っているその位置から
150mはOKだそうです。

(ドローンは450mの高さを飛んでる事になる)

しかしこれは操縦者が立っている地面がある程度
平坦な場合の話で、

例えばドローンを自分の立つ位置から

10m上昇させて水平に飛行していてもし100m位の谷底が
あった場合は厳密に言えばそこの谷底から150m以内なので
あと40mしか上には飛ばせない

という事になります。

基準は対地高度(地面からの高度)

での判断という事です。

高度について詳しく調べてみました。

有人のヘリコプターや航空機は

離着陸以外は人口密集地は300m以上で、

それ以外は150m以上の空域を
飛ぶようになっているそうです。

つまり我々が飛ばすドローンは150m以上の

空域に入ってきてはいけません!

という事なのです。

一言で高度といっても、
■海面高度(一般でいう海抜)もあるし
■絶対高度(地面に立っている時の高度)
■密度高度(標準気圧状態から割り出す高度らしい)

という高度があって通常は絶対高度の
地面からの事(対地高度)を言うことだそうです。

地面からだと先の山からの高度とか立っている位置によっても
50m前後はすぐ変わりますからね!

国土交通省の航空局にあらかじめ申請を出し承認を取れば150m以上
飛ばせるようになるとの事ですが、旅客機の飛行ルートとか
地域によっても全然違ってくるのでどこでもOKとはいかないようです。

国土交通省のHPにも

無人航空機の飛行ルールについて
書かれているのものの説明の中に以下の文があります。

「地表又は水面から150m以上の高さの空域」を

飛行させる場合には許可申請の前に空域を管轄する

管制機関と調整をおこなってください。」

と書かれています。

空域を管轄する場所が全国でこれだけありました

※国土交通省の航空局のHPから以下は引用しました。
さらに詳しく知りたい方は調べてみて下さい
<ブロックごと>

■ 北海道

■ 東北【青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県】

■ 関東【茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県】

■ 中部【新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県】

■ 近畿【三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県】

■ 中国【鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県】

■ 四国【徳島県、香川県、愛媛県、高知県】

■ 九州【福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県】

■ 沖縄県
<詳しくは国土交通省の航空局のHPからダウンロードできます>

海外では規制がないところがあるのか、
投稿動画を検索すると何千メートルも
実際に飛ばしている動画がありました。

興味のある人は
検索してみて下さい。

■ドローン空撮飛行の実践での高さについて

ドローンの高度には私も最近やっと慣れてきましたが、
最初の頃は、ドローンの飛行高度がこちらの
推測と実際の高度に誤差がありビックリしたものです!

ドローンを地上から上昇させて・・・

「お~ 高いぞぉ~ もう100mは上がったか?」
と思っても実際はまだ30mもいってなかったり・・

アプリの操作画面で高度を見て驚きます!

ちなみに
オリンピックの棒高跳びの

世界記録が6mちょい位です。

地上30mだとオフィスビルの

約7F建て8F建ての高さで

マンションだと10F建てくらいです。

ビル1Fがだいたい約3m位との事なので

地上60mはオフィスビルだと役20F建て、

なのでかなり高いですよね!

我らドローンパイロットは高度の感覚に慣れる必要が
あります。10mでも最初はビックリする位高いです。

実際の高度を見て自分が思う感覚と実際の誤差をなくすまで
練習して経験を積み慣れるしかありません。

実際に高度を100m以上あげた場合
ちょっと目をそらすとすぐに見失いますし
150mだと視力2.0以上でないと見えないと
思います( ゚Д゚)

高度は無理をせず少し余裕を持って
ドローンを飛行させましょう!

■バードストライクについて

余談ですが、空を飛んでいる

鳥とドローンが
衝突する「バードストライク」

にも注意が必要です。

※ バードストライク

ウィキペディアによると
(鳥と人工建造物が衝突する事故をいう)

私はまだ、バードストライクの経験はないですが
可能性はゼロではないので、・・

鳥と衝突しドローンが破損(プロペラ等の破損)

したら間違いなく墜落する可能性が高いです!!

「空を飛ぶ機械は故障または破損すれば下に落ちる!」

という教訓がありますからね!

空中を飛んでいるモノが落ちたら

事故に繋がる(事故を誘発する)!

事を頭に入れておく必要はあります。

安全を最優先に考えて楽しく飛行させましょう。

■ドローン空撮での飛ばせる高さ(規制)についてのまとめ

■ドローンの機械性能的には海抜6000m位まで飛ばせそうであるが

実験して試すことは出来ない(海外の違法の?動画投稿を参考にするしかない)

■基本ドローンを飛ばして良い高度は絶対高度(立っている地面)

から150m未満の高さである。

■150m以上の飛行する場合は国土交通省航空局にあらかじめ飛行ルートを

申請し承認を受ける必要がある(すべて許可されるとは限らない)

■ドローンを飛ばす私たちは高さについて慣れていないので経験を積んで

10mの高度30mの高度とかを練習で感覚を覚えるしかない!

以上 学んだ事を記してみました。

日本以外での

■ドローン空撮 海外での高さ制限を調べてみました

海外でのドローンの高さ制限はどんな感じなのか?

サクッと高さ制限のみ調べてみました。

海外でも最近のドローンの急速な普及にともない

規制が追い付いていかず、どんどん変更に

なっているみたいです。

■海外での高さ制限は? 国別いろいろ

アメリカの国立公園ではドローンの飛行が

全面飛行禁止になったとか!

正式に規制が決まるまでの

一次的なルールのようですが

理由としては

■国立公園内におけるドローンの騒音に対する配慮

■野生動物への安全確保

■国立公園訪問者への安全配慮

以上が主な理由だそうです。

アメリカ・・・   州により少しの違いはあると思いますが

■ホビー扱い・商用扱い共に

(25Kg以下)では400フィート(約122m)以下

目視内の飛行や第三者の上空は飛行禁止等は

日本と同じのようです。

イギリス・・・  500フィート(約152m)以下

フランス・・・ ☆機体重量(2Kg以下) 150m以内(撮影と監視などの用途に限る)

☆機体重量(2Kg以上) 50m以内(操縦者から水平1Km以内

飛行ゾーンに三者が立ち入らない)

☆機体重量(8Kg以下) 100m以内(操縦者から水平で100m以内)

ドイツ・・・ 目視可能範囲で  300mまで 一部の地域で30m~100m  

(地域に要確認)

スペイン・・・ 目視可能範囲で 常に400フィート(約122m)以下

イタリア・・・ 操縦者から水平に150m 高さ 230フィート(70m)以下

主要各国の高さ制限のみをみると、ほとんど日本と変わらない

感じですね!

海外だともっと規制は緩いかと思ったら

そうでもないですね~

日本が緩い位に感じます。

次に

■海外での許可や規制その他について

海外旅行でドローンを飛ばしたい!空撮した!

そんな時の外国の規制や許可申請はどうなっている?

◆日本人が大好きなハワイ(アメリカ)では?

ハワイの観光情報 LaniLaniさんから

参考に調べてみました。

https://www.lanilanihawaii.com/column/sharing-my-hawaii/hawaii-drone.html

■重さ250㌘以下のドローンは登録が不要!

■重さ250㌘から25KgのドローンはFAA(アメリカ連邦航空局)の

許可が必要になる

オンラインで簡単に登録が出来るそうです。

https://faadronezone.faa.gov/#/

FAA Drone Zoneから登録可能(英語表記です!)

登録の際に以下が必要になります。

■登録費用に5ドルかかる(3年間有効)

■Eメールアドレス

■クレジットカード

■住所(日本の住所でもOK)

25kgを超える大型のドローンはオンラインではなく

書類の提出が必要になるそうです。

ハワイでドローンを飛行させる、その他の規制です。

①年齢が13歳以上であること

②高さ400フィート(122m)以下での飛行

③飛行機の妨げにならない(空港から8.1Km以内)はNG

④目視内での飛行

⑤スタジアム、イベントなどの人の集まり、集団の上空は飛行禁止

⑥火事などの緊急現場などの付近は飛行禁止

⑦薬物の使用やアルコールなどの飲酒時での飛行は禁止

以上がハワイでのドローン規制情報でした。

◆パリ市内(フランス)でのドローン規制はどうでしょう?

以前にパリに観光で2回ほど

行った事があります。

その時に凱旋門に行き、屋上まで登りました。

屋上までのエレベータが故障との事で階段で上りました。

翌年にも行きましたが、その時も「只今故障中!」

でした(>_<)  屋上までの階段はうす暗くて

雰囲気はありましたが、かなりしんどかった!

あのエレベータはいつも故障で動いていないのでは?

と思いましたが、後日にエレベータに乗った事がある

という人がいたので、動いている時もあるようです(笑)

屋上からの景色は凱旋門を中心に網目状になった

パリ市内が良く見渡せました。

あの屋上からドローンを飛ばせないか?

という事で調べてみました!!

フランスはかなり細かく規制が決めれているようですが

カテゴリAのドローンの機体重量25Kg以下でエンジンを

搭載していないドローン、

もしくは重量25Kg以下で、かつ特定のスペック

(容積250 cm3以下もしくは発電容量が15 kW以下の電気エンジン)を

搭載しているドローン!

これらはほとんどが

ホビー目的で飛行する限りほとんどの

ドローンがカテゴリーAとなり

飛行エリアや規制を守って飛ばせば

許可申請は不要だそうです。

フランスでのドローンを管轄してるところ!は

管轄しているのは、交通、エコロジー省

Ministère de la Transition écologique et solidaire

だそうです!

フランス政府がドローンマップを公開しています

フランスドローンマップ
https://www.geoportail.gouv.fr/donnees/restrictions-pour-drones-de-loisir

これによると

パリ市内はほとんどが

禁止の真っ赤!赤!赤!

NGです(>_<)

大変残念ですが、凱旋門の屋上からドローンを

飛ばし市内のキレイな風景の空撮!!!を

はNGみたいですね(>_<)/

◆パリ市内での飛行規制は以下の通り

■地上から高度150m以下の高度で飛行すること。

飛行高度は飛行エリアによってさらに低域に制限されているところあり

(詳細はドローンマップを参照すること!)

■目視内で飛行させる事! ただし操縦者とは別の者が飛行中のドローンを

監視しながら行う場合で、ドローンの安全飛行が維持できて必要な場合に制御

出来る状態であれば目視外の飛行を行ってもよい!

■基本日中に飛行させる事。  夜間飛行は別途許可が必要。

■都市部や人混み周辺での飛行は禁止。

パリやその他の主要都市ではドローン飛行が禁止です。

■空港周辺での飛行は禁止。

大きな空港の場合、中心から10km以内は飛行禁止。

以上の飛行ルールに従わない場合や、飛行禁止エリアの飛行は

操縦者の意図的でない場合でも罰金 17000ドル(USドル)と

最大6か月の禁固刑が課せらる。

◆イギリス(ロンドン)での飛行規制はどうか?

ロンドン (イギリス)ではどうか

以前にロンドン市内で観光した場所で

ウエストミンスター橋から

見たビックベン(国会議事堂)の荘厳な

建物郡に感動しました!!

行かれた方はよくご存じだと思います。

このウエストミンスター橋からドローンを飛ばし

ビックベンの空撮が撮りたい!!

可能か?  

調べてみました。

■ イギリスでのドローン規制

・人口密集地域での飛行禁止

・1000人を超えるイベントの上空と150m以内

は飛行禁止

・第三者の船舶、車両、建物の50m以内の飛行禁止

・人から30m以内の飛行禁止

・航空機(空港)の近くでの飛行禁止

・ドローン操縦士としての責任をを持つ事

・ドローン操縦によって第三者を危険さらしてはいけない

・目視内での飛行(水平に500m以内、400フィート(122m)以内

以上が イギリスでの基本的な規制です。

次にイギリスの民間航空局 CAA(Civil  Aviation Authority)が

定めている規制

・空港や飛行場の近辺での飛行禁止

・高さ400フィート(122m)未満での飛行

・人や建造物から150フィート(50m)以上離れて飛行

・目視内での飛行(目視外の飛行はCAAの許可を取る)

・偵察用の無人航空機は、事前にCAAの許可が必要になる

・金銭の報酬をもらう業務としての飛行はCAAの許可を取る

・ドローン飛行は操縦者が必ず安全管理の義務がある

以上がCAAの規制です。

最新のイギリスの法規制の中ではドローンに

機体の登録や試験を受ける制度が出来る?

ような情報もあり、

その他ローカルごとの規制もあるので

十分に下調べが必要ですね!

この規制からすると、

やはりウエストミンスター橋からの

ビックベンの空撮は無理なようですね(>_<)/

海外でのドローン空撮飛行は

事前に十分に調べて、ルールや規制を把握すること

が重要です

最後まで読んで頂き
ありがとうございました。

A.モッチィ

<(_ _)>

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